理事長ごあいさつ

理事長
理事長 田口 尚文

  私ども一般財団法人消防試験研究センターは、昭和59年10月に設立され、消防法に基づく危険物取扱者試験及び消防設備士試験を昭和60年から実施しております。
  また、昭和63年度からは、各都道府県からの委託を受け、同試験の合格者に対する免状の作成業務も行っております。
  さらに、平成17年度から、消防力の強化を図る観点から予防技術検定も実施しております。

  当センターは、今年、設立以来33年を迎え、平成28年度の受験申請者数は、危険物取扱者が約43万人、消防設備士が約11万人となっております。
また、免状の作成件数は、危険物取扱者で約26万件、消防設備士で約4万件となっております。これもひとえに消防関係機関をはじめとする多くの関係者の皆様のご指導、ご支援の賜物と深く感謝申し上げます。

  当センターは、申すまでもなく危険物取扱者試験及び消防設備士試験の国家試験実施機関であり、これらの試験の実施並びに試験制度等の調査研究を通じ、資格者の資質の向上を図るための団体であります。
  近年、危険物施設の事故件数は依然高い水準で推移しており、より一層の安全対策が求められている中、危険物施設のみならず、日常生活の様々な場所において危険物を使用する機会も増えております。このため、日頃から安全を確保し、人命及び各種施設を災害から守る危険物取扱者の社会的役割はますます高まってきております。  
  また、防火対象物の高層化、大規模化や高齢化に伴う社会福祉関係施設の増加などがあり、火災等の災害から人命及び建築物の安全を確保するため、消防設備士の果たす役割はより重要なものになってきております。

  危険物施設事故の防止や建物火災の減少を図り、安心安全な社会を構築していくためには、資質を備えた資格者を量的に確保することが重要であります。 そのためには、厳正・公平を旨としつつ、安定的かつ確実な試験の実施を継続していくことが必要であり、これが当センターに課せられた使命であると考えております。

  近年、少子化や産業構造の変化等により受験申請者数が減少傾向にあるなど、当センターを取り巻く環境にはたいへん厳しいものがありますが、受験しやすい環境の整備をはじめ、あらゆる努力を重ね、当センターに課せられた使命を全うするため、役職員一丸となって取り組んでまいる所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

 

平成29年7月